230系セドリック4ドアセダン、ダッジ・ダート2ドアの破壊シーン。

逃亡する容疑者の車（セドリック）を追跡する大門（渡哲也）軍団の面々。

セドリックは、飛び出してきた車を避けようとして、対向車線にはみ出し、対向車（ダッジ・ダート）を台にして、ジャンピングロールオーバーで横転する。

華麗なるスタントを決めてくれたのは、「Ｍｒ．ロールオーバー」こと大友千秋氏。後にオープニングでも使用された名シーンです。

ちなみに、このスタントですが、三石千尋氏の著書によれば、本当は、ロールオーバーでよかったのが、ランプ（台）が反ってしまい、車が飛び跳ねてしまい、

ジャンピングロールオーバーになってしまったとか。台の車にダッジ・ダートを使ったのは、左ハンドルのほうが安全だからとのこと。

今は、ジャンピングロールオーバーは、ランプではなく、クランプを使用するのが一般的ですね。

違いは、ランプだと車輪を載せるんですが、クランプは、金属製の柱で作った台に、ボディーを乗り上げて横転させるところです。

クランプのほうが、角度などを調整しやすく、迫力を出しやすいようです。アメリカ映画は、古くから、こちらが一般的ですね。

でも、ロールバー無しにこのスタントをやってのけた大友氏は、すごいとしか言いようがありません。