シボレー・ノヴァ4ドアセダン、ダッジ・モナコ4ドアセダン、ダッジ・コロネット4ドアセダンの破壊シーン。

銀行強盗の現場に出くわした、ハンター(フレッド・ドライヤー)。銃撃戦となり、強盗の一味は車(ノヴァ)で逃走、ハンターも覆面車(モナコ)で追跡する。

大ジャンプするなどの激しいカーチェイスが繰り広げられる中、ハンターはショットガンを発砲、犯人の車は、止まっていた車(コロネット)を台にしてジャンピングロールオーバーでクラッシュする。

冒頭から、素晴らしいカーアクションが登場します。ジャンプのシーンも、クラッシュのシーンも、しばらくの間、オープニングを飾る名シーンですね。

ところで、この縦ロールなる技ですが、日本では、今のところ、野呂慎治氏によるものだけではないでしょうか？かなりの高度なテクニックです。

ただ、決定的に違うのが、ロールバーの張り巡らせ方。アメリカ映画などでは、ジャングルジムのようにしっかりと組まれている点が異なります。

野呂さんの場合は、ロールバーなしか、簡単な補強程度ではないでしょうか？

それから、このシーンでのノヴァですが、アイボリーからの再塗装車ですね。しかも、クラッシュ後の映像では、もう一台のノヴァが使われています。

ちなみに、ノヴァは最大で８年落ち、モナコは最大で７年落ちでの破壊です。

モナコも、これだけの大ジャンプであれば、全損だと思います。