W111系メルセデス・ベンツ、ヒルマン・ハンター２台の破壊シーン

組織の面々と銃撃戦になった主人公(高倉健)は、車(ベンツ)で逃走、組織の車(ヒルマン)とカーチェイスとなる。

サイドバイサイドでの体当たりを繰り返したのち、１台がくぼみにはまって横転、炎上する。

さらに、もう１台には、Ｔボーンクラッシュで突っ込み、逃走に成功する。

全面イランロケの大作で、かなりゆる～いカーアクションが展開されます。

おそらく、スタントマンも、外人なところを見ると、現地で調達したからなのでしょう。

横転シーンは、おそらくは撮り直したのでしょう、すでに大破してしまっています。予備車が用意できなかったのでしょうね。

Ｔボーンクラッシュも、全くスピード感がありませんが、そのまま立ち去るという設定なので、これはこれで正解なのでしょうね。

しかし、驚くべきは、破壊車両にあります。W111ベンツは、かなりボロ車ではありますが、最大で14年落ちという、海外ロケにしては、異例の早さでの破壊です。

また、マイナー車ではありますが、ヒルマン・ハンターが破壊されます。なんと、最大６年落ちの現行モデルとなります。

さいとうたかをが叶わないだろうと、わがままを言って製作されてしまった映画ですが、制作費も破格でしたね。