リンカーン・ヴェルサイユ、ジャガーMkⅡの破壊シーン

サイ(チョウ・ユンファ)を怒らせてしまい、許してもらえなかったユン(アレックス・マン)は、サイを殺そうとする。

サイの結婚式の会場でユンは仲間とともに発砲、負傷したサイは、同じく負傷した妻と共に、車(ヴェルサイユ)で逃亡する。

ユンも、車(ジャガー)で追跡、発砲しながら、サイの車を追跡する、カーチェイスとなる。

サイドバイサイドの体当たりを繰り返した後、サイの車はガードレールを突き破り、ロールオーバーしながら転落してゆく。

ユンの車も斜面を駆け下り、止めを刺そうとするが、サイの運転手が、外れた車輪をユンの車に向かって放り投げ、ユンの車もクラッシュする。

この映画、二部作で力を入れて製作するほどの映画だったようで、前編となる本作では、お金もかかってますね。

リンカーン・ヴェルサイユは、前期型ですが、８年から10年落ちでの破壊ですね。香港映画としては、早めの破壊だったと思います。

一方で、ジャガーMKⅡは、19年から28年落ちでの破壊となりますので、古すぎる感がありますが、このデザインは、そう思わせない魅力があるのでは？

ちなみに、車輪でガラスを割るシーンですが、明らかに違うガラスを、赤のテープで張り付けて割っていますね。

役者がけがをしないように、スタント用のガラスにしたかったのだと思いますが、おそらく、ジャガーのフロントガラスの形状に合うように制作できなかったのでは？

あと、ジャガーのクラッシュシーンは、カットされてしまっています。絶対、クラッシュしているはずなので、残念です。